二世帯住宅のメリット

林 直樹 林 直樹
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最近、都心を中心に二世帯住宅を検討する人が増えていると言われています。地下が高く、若い家族だけでは家を建てることができないとか、親世帯だけでは長期ローンが組めないなどが理由になっていると言われます。もちろん現実的な問題だけでなく、空間的なメリットも含めて両者にメリットがありますし、子供の成長などを考えても、良い面が多いと考える人が多くなってきているようです。そこでこの記事では、二世帯住宅のメリットをご紹介します。

メリット1: 二世帯住宅に同居することによって家事・育児で協力できる

二世帯住宅で住むことの最大のメリットは、家事などのことを協力して行えることです。そのため、一人当たりの負担が少なくなり、自宅の維持が容易になります。特に小さなお子様がいる家庭で両親とも働いている場合は、特にそのメリットを感じることでしょう。もちろん家のメンテナンスコストだけでなく、保育園にかかる費用なども抑えられることもありますので、経済的な意味も含めてメリットと言えるのではないでしょうか。また親世帯は、介護などの問題や、重労働も分担して行えるので、メリットを感じることができるでしょう。

メリット2: 突発的な出来事や防犯上に助け合える

例えば核家族の場合、突発的な出来事で幼い子供を留守番させなくてはならないこともあると思いますが、こういった場合でも二世帯住宅の場合は、親世帯から協力してもらうことができるでしょう。また二世帯が同時に留守になることはあまりないと考えられますので、防犯にも適していると言えるでしょう。こういったことから2つの世帯が一緒に住む場合は、日々の関係が重要になってきます。家の構造も近すぎず遠すぎずという関係がつくれる空間設計が必要になってきます。住宅の外観に関するアイディアはこちらが参考になるのではないでしょうか。

メリット3: 経済的にも優れている

二世帯住宅では同時に建築することで世帯ごとにかかる建築費用を削減することが可能だと言われています。とくに共有できる設備に関しては、単純に半分になりますのでぐっと初期コストを抑えることができるでしょう。また両世帯で夕食を共にしたりすることで食費を抑えたり、それ以外にも生活費や光熱費も単一世帯に比べて節約しやすくなると言えるでしょう。

メリット4: 家族のふれあいが大きいことによる安心感

親世帯と子世帯、さらに子世帯に子供がいる場合は3世代にわたって生活を共にするとになりますので、二世帯住宅は精神的な安心感が得られるといいます。特に孫と祖父母が触れ合うとで、孫の成長や祖父母の生活の向上につながると考えられますし、頼れる親族がいるということは心身ともに安定感を感じることができるでしょう。もちろん適度な距離感があることはとても重要です。その為建築計画も家族の関係性に大きく影響を与えますので、新しく建てる場合は十分に議論が必要です。写真は株式会社小島真知建築設計事務所 / MASATOMO KOJIMA ARCHITECTSの七国山の家。

メリット5: エコロジーでもある

2軒の家を建てるよりは、建設費用削減することが可能なることに加えて環境負荷を減らすことができます。家を2軒建てるとエネルギー消費量が2軒分になりますが、二世帯住宅ではそれ以下に抑えられると言えます。また相続税改正に伴い、以前より二世帯住宅の相続税評価額が変更んなったことで、最大で80%となったと言われています。また以前は玄関を強要しなくてはいけないなどの様々ん諸条件がありましがた、現行法では多くの二世帯住宅が減税の対象になると言われています。(税制の法律は専門家に確認しましょう)

二世帯住宅のまとめ

いかがでしたでしょうか。二世帯住宅は様々なメリットがありますが、もちろん躊躇されている方もまだまだたくさんいらしゃると思います。今では様々な住まい方がありまし、どの設備を共用にするかなど、空間デザインのバリエーションもありますので、もし興味があれば是非検討してみてください。もちろんコストを抑えることだけでなく、税金なども優遇されることもありますので、しっかり将来の計画をした上で、親世帯・子世帯・建築家で十分議論して作っていくことが重要になってくると思います。

【二世帯住宅については、こちらの記事でも紹介しています】

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