ステンドグラスが組み込まれた家10選

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
薔薇の家, 株式会社SOM(ソム)建築計画研究所 株式会社SOM(ソム)建築計画研究所 Коридор Дерево Дерев'яні
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ステンドグラスとは、色ガラス断片を鉛でつなぎ合わせたもので主に窓に用いられます。ステンドグラスのステンドとは「色をつけた」という意味があります。そんなステンドグラスは日本では近代建築とともにステンドグラスの技法が伝えられました。大正時代以降は、洋風住宅の普及とともに流行し一般の住宅にも使われるようになっていきました。今回はそんなステンドグラスが組み込まれた住宅を紹介したいと思います。

明るすぎない光

こちらは愛知県を拠点に活動するソフトデザイン1級建築士事務所が手掛けた、漆喰とアンティーク部材でつくられた小さな洋館です。建坪およそ13坪しかないこちらの住宅は、外国から取り寄せたアンティーク部品と日本の建材を組み合わせた、アンティークな趣のある仕上がりとなっています。そんな住宅の寝室にあるこちらのステンドグラスは、この家のためにデザインされたオリジナルと外国から輸入したものを加工されました。クライアントさんが愛用するアンティーク家具と調和した空間となっています。ステンドグラスから差し込む、明るすぎない光で朝を迎えることができる素敵な空間です。

アンティークステンドグラスの魅力

遠賀川の堤防敷きの隣に位置するこちらの住宅を、福岡県を拠点に活動するアトリエ優 一級建築士事務所がリノベーションを手掛けました。明治3年に建てられたこの家にはおよそ130年の歴史があります。創建当時の思いを後世に伝えることを第一に考え、そして現代に生きるための機能を取り入れられました。そんなこちらの住宅には英国の古い住宅のステンドグラスを明かり窓に使用されています。それぞれがオリジナルな製法で焼付けによって着色されたステンドグラスは、製作当時のそれぞれの製法の特色が風合いとして息づいています。そのためステンドグラスに光が透けた時に独特の色が織り成されるのがアンティークステンドグラスの魅力でもあります。

クラシカル調によく合う

螺旋階段が素敵でクラシックなお家, 株式会社 盛匠 株式会社 盛匠 Коридор

螺旋階段が素敵なこちらの住宅は三重県を拠点に活動する株式会社 彩賓館が手掛けました。階段にあるステンドグラスはクライアントであるご夫婦がショップ巡りで見つけられたものです。アンティーク仕上げのホワイトオークフロアとステンドグラスがクラシカルな雰囲気をいっそう高めてくれています。外部からの透過光で見るステンドグラスは、人の目に非常に美しく写ります。

空間に変化を与える光

こちらはアーキシップス古前建築設計事務所が3世代2世帯のための建て替えを手掛けました。建物はスキップフロアでつながる一軒の住宅として構成されています。こちらはその玄関部分です。玄関にあるステンドグラスでスキップフロアでつながる建物を感じることができます。また中二階の床の高さにあることで室内は微妙な高さの違いが面白い空間となっています。三角の置き型照明と四角のステンドグラスの窓が、玄関に変化を与えおしゃれな空間となっています。

在り続ける

こちらは兵庫県を拠点に活動する大塚高史建築設計事務所がリノベーションを手掛けた住宅のトイレ部分になります。動かせないコンクリートの壁が多い壁式構造という制約の中、可能な限りデザインを工夫しご家族の繋がりが感じられる家となっています。それはこのトイレの空間でも感じられるようになっています。ご家族で選ばれたクロスや手作りのステンドグラスが、時を経ても変わらずそこに在り続けることで意識せずに感じられます。またご家族で作成されたステンドグラスは、想い出の詰まったいつまでも大切で特別なもので在り続けるでしょう。

空間を彩るステンドグラス

南北に細長い敷地に建つこちらの住宅は東京を拠点に活動する株式会社 央建築設計事務所が手掛けました。建物はそこに住まう人のための器であり、建物が住まい人に環境を提供し、そしてその環境は自然なものであると考え、そのための手法として建物を成り立たしている構造の力の流れを具現化するという方法をとられました。そんな中で自己主張ではないインパクトを表出できるものである窓に、ステンドグラスをはめ込まれました。ステンドグラスをはめ込むことによって空間が色づき、鮮やかな環境を作り出してくれています。

小さな感動

homify Медіа-зал

こちらは静岡県を拠点に活動する一級建築士事務所 青木設計事務所が手掛けました。心地よい外部環境を活かすため、敷地の中央に路地のような庭をつくり母屋とアトリエを小さな2つの棟に分けることを計画されました。2つの家を行き来することで、天候や季節の移ろいを肌で感じ、広がりのある生活を送れるのではないかと考えられました。そんな住宅のこちらにはステンドグラスの独特の光が天井に映りこんでいます。ステンドグラスが生み出す独特の光は、人に小さな感動を与えてくれます。

オリジナルデザイン

こちらは長野県を拠点に活動する片倉隆幸建築研究室が手掛けました。バンケットルームと呼ばれる家族の共有空間にあるこちらのステンドグラスは、オリジナルデザインで製作されたものです。天井と壁の境界にはめ込まれていることで柿渋塗り杉板張りの天井が軽やかに浮いたように演出しています。また細長いステンドグラスの窓から外の光が柔らかく室内に射しこみます。

必要以上に飾らない

こちらは広島県を拠点に活動するナチュラルインテリア専門店 ミヤカグがリフォームを手掛けました。床や壁、天井など自然素材にこだわった中にあるステンドグラスの窓が雰囲気のある空間を作り出しています。窓と洗面台しかない空間ですが、必要以上に飾らないことでお洒落でまとまりのある空間となっています。

自身で製作したステンドグラスを組み込む

広島市に建つこちらの住宅は、大阪府を拠点に活動する株式会社SOM(ソム)建築計画研究所が手掛けました。クライアントさんはステンドグラスの製作が趣味で、自身で製作されたステンドグラスを、吹抜け上部のこちらのブリッジの手すりに面材として組み込まれました。リビング上部のブリッジは廊下兼屋内物干し場となっているため、ステンドグラスが洗濯物の目隠しスクリーンを兼ねてます。また新しいステンドグラスが製作されたら簡単に交換できるようになっています。自身で製作したものを住宅に組み込むことができるというのは素敵ですね。

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