北欧風のミニマルな家

白や明るい色がベースの室内は、広がりを感じさせ開放感たっぷりの空間に感じられます。トップライトからは明るい光が降り注ぎ、心地よい中で朝を迎えられるダイニング。余分なものを感じさせない各所のディテールは、シンプルな中にもこだわりが詰まったインテリアに仕上がっています。

吹き抜けと高い位置にあるロフトがあるため、より開放感を得られるインテリア。暖炉があり、炎を眺めながらゆったりとくつろげる空間が広がります。家具はダイニングテーブル、チェアとロッキングチェアのシンプルな構成。名作と呼ばれ、今もなお愛されるデザインの家具はシンプルな空間の中で抜群の存在感を持っています。

住まい手の出身地に習い、光量を必要最低限に計画したリビング。窓側の間接照明に、ルイス・ポールセンの名作デザインPH5のライトが光ります。ふわりとした明かりはリラックス効果を生み、夜の時間をゆっくりとくつろげる空間に演出します。すみずみまで明るく照らす照明計画が多い日本の住宅ですが、北欧では自然に習った光量のこうした明かりで過ごすことは珍しくありません。

オーダーメイドで設えられたキッチンは、広々と機能的にレイアウトされました。コの字型で広い作業スペース、家電も面材を揃えて生活感を出すものはありません。家具職人ならではの美しいデザインで、この家に調和するように作られました。圧倒的にシステムキッチンが主流ですが、こうしてオーダーメイドのキッチンはインテリアや機能面でも好みのデザインが可能。暮らしてからの満足度も高くなるでしょう。

広々としたカウンターの洗面スペースも、オーダーメイドで作られた洗面台が備えられました。一面の鏡は空間を広く見せ、足元もすっきりとしたカウンターで圧迫感を感じさせません。大きな窓からはたっぷりの光が入り、朝の身支度も快適に整えられそうです。つい生活感が出てしまいがちな洗面スペースも、他の空間のインテリアと同じ木の色や白で調和するデザインですっきりと仕上げられました。