平屋の間取りで考えておきたいポイント

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
切り妻屋根の平屋の家, 青木昌則建築研究所 青木昌則建築研究所 Будинки
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平屋にすることで、階段を上り下りする必要のない安全で安心の住まいにしていきたい方も多いと思いますが、その住まいづくりでは1階しかない住宅となることから間取りを考えていく上で幾つか押さえておきたいポイントがあります。そこで今回は、平屋の間取りにおけるそうした点について詳しく見ていきましょう。その魅力をより活かしていけるように、是非こうした点を踏まえながら家づくりをしてみて下さい!

平屋を建てる敷地の周囲の確認

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平屋を建てていく上でまず確認しておきたいことは、敷地の周囲の状況の確認です。もし、建物が密集する地域に平屋を建てる場合、周囲に建物が隣接するように建ち並んでいたり、マンションなど高い建物が建っていると、家の中に光や風を取り込むために窓の配置や間取りなどで工夫していくことが必要となってきます。敷地選びからそうした点にも注目してみて下さい。敷地選びについては、「土地探しの前に知っておきたい6つのポイント」も是非参考にしてみて下さい。

プライベートな部屋の間取りに配慮

1階しかない住宅になるので、隣家や外からの視線や生活音により注意しながら間取りを考えていく必要があります。特に、寝室や浴室といったプライベートな部屋の間取りには十分に配慮していきましょう。隣家のリビングと寝室が隣り合わせにならないようにしたり、隣家のトイレとリビングが隣り合うようなことも避けていくといいでしょう。もちろん、視線や生活騒音は間取りだけでなく、植栽や吸音材などの騒音対策をしていくことでも対応できます。

住まいの防犯対策を十分に考える

平屋は万が一の時にどこからでも外へ安全に避難することができる住宅となりますが、逆に外から侵入しやすい家となる可能性もあります。そうしたことから、家づくりの段階からしっかりとした防犯対策を考えていきましょう。屋外にセンサーライトを取り付けたり、家の周囲に防犯用の砂利を敷くなど様々な防犯対策を講じていくといいでしょう。また、こちらの齋藤和哉建築設計事務所が手掛けた住まいのように、中庭を取り入れることで外壁に大きな窓の少ない防犯性の高い平屋にすることも非常に効果的です。

写真:高木康広

風の通り道を確保

複数階の建物であれば、高さ方向を利用して効果的に風の通りを良くしていくことが可能となりますが、平屋ではそうした方法を取り入れることが難しくなります。そうしたことから、しっかりと風の通り道を確保していくことも平屋の家づくりにおいて大切なポイントとなります。周囲の状況や季節による風向きの違いなどその土地の気候風土をしっかりと把握しながら窓の配置や間取りなどを考えていきましょう。

写真:明 直樹

コンパクトな住まいを心掛ける

平屋で2階建てと同じような床面積の住まいづくりをしていくと、単純に2倍の土地の広さが必要となります。そうなれば、土地代に多くの予算が必要となり、建物自体に多くのお金をかけられないことにもなりかねません。平屋の間取りを考えていく上では、出来るだけコンパクトな住まいにしていくことも大切になります。

まとめ

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平屋は子どもが独り立ちをして、再び二人だけで住むことになる夫婦を中心に近年そこでの暮らしを含めて注目されている住宅の1つのかたちです。コンパクトな住宅ではありますが、庭とのつながりが強い家となるなど生活に豊かさをもたらしてくれる家でもあります。今回の家づくりのポイントを押さえながら平屋での暮らしをより快適で豊かなものとしてみて下さい。

写真:www.baufritz.com

【平屋については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 平屋の魅力まとめ6選

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