ガーデンウォールのつくりかた

林 直樹 林 直樹
House with the bath of bird, Sakurayama-Architect-Design Sakurayama-Architect-Design Сад
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あまり都心では見かけないかもしれませんが、一戸建て住宅の庭や玄関先にある、道路から玄関へのアプローチなどで見かけるガーデンウォール。住宅のエクステリアを華やかに飾るだけでなく、ガーデニングの場所としても使えます。建売住宅であればあらかじめ据えられている住宅もありますが、自分でつくることも可能です。この記事では、ガーデンウォールのつくり方を、トピックごとにご紹介します。

素材

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ガーデンウォールに用いられる素材は石やモルタルなどから、レンガやタイルなども使用されます。写真のように石を積み重ねる場合は漆喰などで固めていきならが高さを出していきます。モルタルでつくる場合はべたっとした印象になりますので、ポイントポイントでレンガやタイルなどを張り合わせいくことで豊かな表情を演出することができます。住宅自体の外壁の色とのバランスも重要ですので、素材と色と合わせて検討することをオススメします。アプローチの地面の色も同時に検討したほうがいいでしょう。他のガーデンの作り方については、こちらを参考にしてみてください。

ツール

中庭が快適な家造り, DIOMANO設計 DIOMANO設計 Сад Дерево Дерев'яні

ガーデンウォールをつくるためのツールは一般的な工具と大きな差はありませんが、大掛かりな施工をするとなると大きなスコップなどで土台を造成する必要が出てきます。また自分で地面の砂利や石を動かす場合は一輪車など重たいものを移動するためのツールも重要です。写真のような大掛かりな場合は、壁と木材の組み合わせを考える必要があり、また基礎をしっかりとつくるらなければなりませんので、基礎工事に必要なツールも必要となってきます。あとはガーデンウォールですので、土や植物などはもちろん欠かせません。

地面の準備

ガーデンウォールはもちろんガーデンだけでなく、そのエクステリア空間をつくる必要があります。ですので、やはり地面のデザインも避けて通ることはできません。一般的な手法は植物を踏まないように石やコンクリートなどで地面を作ってしまう方法です。この方法ですと、両脇に植物を植えることができるので、ガーデンらしい演出が可能です。写真の場合は通路に対して、右側が住宅、左側がガーデンウォールになっており、左側に背の高い植物を植えています。

壁を立ち上げる

Open-Plan Kitchen/Living Room, Ladbroke Walk, London , Cue & Co of London Cue & Co of London Сад

壁を立ち上げる場合、特に背の高い壁を立ち上げる場合は注意が必要です。まず写真のような木製の壁をお勧めします。その一番の理由として、建築基準法があります。レンガや石を組み合わせてつくる組積造の場合建築基準法では1.2mまでしか認められておらず、また厚さや控え壁(壁に対して垂直になる壁)、基礎などの細かいルールが定められています。組積で高さを出したい場合は注意したいポイントです。一方で木製であれば、これほど細いルールはありませんので、比較的自由にデザインすることが可能です。他のガーデンのアイディアはこちらを参考にしてみてください。

ドレイン(排水)

ガーデンウォールにとって、排水は最も悩ましいポイントです。プランターを設置するタイプであればプランターの排水で対応可能ですが、自分でつくる場合は、排水を気にしなければなりません。水が流れやすい方向と排水溝の流れを検討しましょう。また大雨などの場合の対応も考えなければなりません。地面は水はけが避ければあまり気にしなくてもいいでしょう。写真のように、ガーデンに水路がある場合は、水をそこに流してしまってもいいでしょう。

グラウティング

グラウティングとは、建築現場. 亀裂や空隙の隙間をセメントモルタル・薬液・接着剤を注入して埋めることです。ガーデンウォールでは積み上げた石やレンガ、タイルなどの隙間を埋めていくことによって、強度を高める効果があります。写真のように地面にランダムな形の石を敷設する場合は、グラウディングによって安定した歩道が得られるはずです。写真は庭園空間ラボ TEIENKUUKAN LABOの庭in福岡市。

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