評価の高いインテリアデザイナーの多くは照明使いのうまさも格別。光を操ることは部屋のムードを操ることと同義なのです。階段や寝室のキャビネットなど一見照明にこだわる必要がなさそうな場所も、専門家による光がもたらす効果を見ればその魅力に納得するはず。
今回はインテリアこだわりのあるあなたもまだまだ知らないであろう、素敵な照明アイデアを幾つか紹介します。新しい年の始まりを新しい光で輝かせましょう!
階段の足元を照らすことは安全性を確保するという実用的な面はもちろんですが、家の中では特殊な形状である垂直方向に伸びる階段の審美性を高めることができるという最高のメリットがあります。特にオープンプランの中に階段がある場合、階段が抜け感のあるデザインの場合などは、照明でライトアップすると独特の存在感や陰影の美しさが生まれ、より魅力的なインテリアの一要素として機能します。
リビングルームに補助的な意味合いでスタンドライトを置いている方は多いと思います。ではこちらのような壁に直接取り付けるウォールライトはどうですか? 二方向に広がる光がまるで壁に描かれたグラフィックのよう。壁紙を取り替えるよりも部屋の雰囲気ががらりと変わります!調光機能付きなので時間帯やムードに合わせて光量を調節できます。
機能的で大容量のキャビネット&クローゼットは小さい寝室のマストアイテムです。もしそれに照明が付いていたら… さらに最高です! こちらのキャビネットは中央がディスプレイスペースとして空けられており、小さなスポットライトが付けられています。見栄えのいい装飾アイテムやアクセサリー、靴などを置いてスポットライトで照らせば寝室のフォーカルポイントとなります!
ダイニングテーブル上部にはペンダントライトをひとつ、または複数設置します。端の席が暗くなりすぎないようにテーブル幅に合わせて照明の数を決めます。青白い光は料理がまずそうに見えるので使わないようにしましょう。特別なディナーやゲストを招いたパーティの際は照明を少し抑え、代わりにテーブルにキャンドルを置くのもおすすめ!
ベッドサイドライトは新しいものではなく、とても古典的な照明です。しかし寝室の機能や安眠のためのムード作りには欠かせないものです。クラシカルなものから近未来的なものまでさまざまなデザインがありますが、タッチセンサーでオンオフできるものや自動スリープ機能が搭載されたタイプが便利です。
屋外エリアも忘れてはいけません。ポーチやエントランス周辺を照らす屋外用照明は夜間の安全確保と防犯対策に、そしてもちろん庭やファサードを豪華に美しく演出する効果もあります。太陽光で充電できるソーラーライトは省エネ、しかも周囲の明るさに合わせて自動点灯するのでとても便利。ホームセンターなどでは小ぶりなタイプが多く見られますが、こちらの写真のように大きな球体タイプならアイコニックで遊び心があり、庭が楽しい雰囲気になりますよ!
【照明については、こちらの記事でも紹介しています】
※ シーリングライトからブラケットまで。住まいを照らす照明の種類まとめ
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