リビングルームの主役は言わずもがなソファです。新しくソファを購入する時に頭を悩ませるのが何色にするかという問題。最も簡単で無難な選択肢は古典的な三色(黒・グレー・ベージュ)です。トレンドや変化していく好みに左右されないベーシックな色は飽きることなく長く使うことができます。
しかし、ソファの色は他にも幅広く用意されています。ターコイズブルーやイエローなどビビッドな色を選べば、今までのリビングルームとは見違えるようなユニークな雰囲気となるでしょう。カラフルな色のソファは視線を引きつけインテリアのフォーカルポイントとなりますが、主張が強い分ほかの要素と調和しなかったり、すぐに飽きてしまうリスクもあります。
ソファの色はいったい何が正解なのでしょうか?各色のキャラクターと合わせやすいインテリアを紹介します!
まずは珍しいターコイズブルーのソファから紹介します。夏のプールのような活気とエネルギー、同時に深い海のような落ち着きも感じさせる魅力的な色です。壁と床のラグは明るいグレーで統一してシンプルなコントラストを作成。他にもベージュやブラウンなどともよく合います。ソファの色が鮮やかすぎると感じたら、クッションを薄い色に変更して。
続いても攻めた色のソファです! フレッシュな青リンゴのような色、アップルグリーンです。蛍光グリーンにも近いこの色は前衛的でアーティーなスタイルのインテリアにぴったり。古典的で伝統的なインテリアにはあまり適さないので注意が必要です。合わせやすい色はコンクリートのようなグレー、クリーム、他にガーネットなど紫系の色との組み合わせもおすすめです。
赤は鮮やかで情熱的で、視認性の高い色ですが、実はインテリアには取り入れやすい色なんです。ソファのような大きな家具に赤を選んでも意外としっくり馴染みます。ほかの要素は中間色でまとめるのがポイント。こちらの例のように白&黒のモノトーンに赤いソファを加えればモードでグラマーなインテリアの完成!
紫のソファは高貴でエレガントな雰囲気を作成します。紫も個性が強い色と思われがちですが、フローリングが落ち着いた濃い色ならトーンが馴染むため悪目立ちしません。色を使いたいけれど明るい派手な色は好みじゃないという方におすすめです。シルバーやゴールドのアクセントを加えればよりゴージャスなスタイルも可能です!
レザーソファ好きな方は必然的にブラウンとなりますが、この色は様々なスタイルのインテリアと調和するので汎用性が高い。定期的に手入れをして少しずつ変化していく様を楽しみましょう。色味によって少し雰囲気が暗いなと感じたら、ライトベージュやクリームイエロー、ターコイズブルーなどのクッションで差し色を加えましょう。
中間色であるグレーは、インテリアのスタイルが定まっていない時に取り敢えず選んでも比較的間違いが少ない色です。色自体は地味と言えば地味なのですが、こちらのように脚に赤を使ったデザインなどモダンなタイプもたくさんあります。
グレーに続いてベージュもソファの色における典型的な選択肢です。ベージュはどんな色とも組み合わせることができ、光を優しく拡散して部屋を広く見せます。モダンスタイルからミニマルスタイル、民族調のbohoスタイルまでどんなインテリアにも合わせることが可能です。
黒もまた典型的な選択肢。エレガントでモダン、孤高の存在感を示すのが黒いソファです。色にバリエーションが用意されている場合、ほとんどのモデルで黒も提供されています。しかし、部屋のサイズとのバランスや採光の度合いによっては、黒いソファはかなり重く沈み込む印象になることがあるので注意が必要です。
白は汚れに注意が必要という点を除けば、ベージュやグレーと同様に汎用性が高い色です。直線的なデザインならモダン、カーブのついた丸みのあるデザインならクラシックやカントリースタイルに。白は白でも素材がレザーなのか、コットンなのか、ナイロンなどの化学繊維なのかによって印象が変わります。白いソファを選ぶ時は素材にも注目してください!