木立の中、風涼しい家「nookモリノイエ」

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nookモリノイエ, 株式会社北村建築工房 株式会社北村建築工房 Сад
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日差しの強い日、庇の下で涼むのも心地よくて気持ちが良いものですが、木漏れ日の下ではどうでしょうか。自然がもたらしてくれる遮光はチラチラと光を零しながら、絶妙なバランスで日陰と日差しを操ってくれます。もちろん、木に寄ってくる鳥や昆虫の鳴き声が響けば自然とリラックスの出来る場所となります。今回は神奈川県、葉山の緑豊かな稜線を見渡す団地の頂上、雑木林の中に佇む住宅をご紹介します。㈱北村建築工房の提案する「nookモリノイエ」は大きく分けると、時間をかけて成長していく雑木林の中、パッシブデザインによる通風計画、吉野杉と珪藻土の自ら呼吸するかのように爽快な住宅です。

雑木林の中の住宅外観

木々の隙間に見える住宅外観。庭の芝生に落ちる影から涼しげな雰囲気が伺えます。庭に面した室内でくつろげば、小鳥のさえずりや、風が揺らす葉の音、葉が揺らめく日陰はゆったりと穏やかに休めそうですよね。夏の日差しによって熱くなった風は木漏れ日の中を抜ければ涼しさに変ります。しかも本敷地、天気が良い日は相模湾に浮かぶ雄大な富士山を望むことができる場所なんです。

木々が迎える玄関アプローチ

青々とした木立の中にたたずむインターホン、その先には木立に包まれる住宅へのアプローチ。全体的な雰囲気はナチュラルで黒の塗装がビシッと映える印象。住宅外壁の全面杉板張りのバトン塗装の仕上げは一般的に木材の耐久性を向上させながら、木材が本来もっている木目の柔らかさ、美しさを強調するのだそう。外壁が永くその表情を保ってくれるよう工夫されています。

吉野杉と珪藻土で仕上げたリビング

素足で歩くのが気持ちよさそうなリビングスペースです。木肌がやさしく落ち着き感があるという吉野杉のフローリングと、壁には調湿性に優れた珪藻土で仕上げられています。吉野杉の特徴として広く知られているのは、奈良県を代表する杉で色が良く、目が混んでいること。そしてなによりも「香り」が高く、お部屋の材料として最適なことでしょうか。吉野杉を使った家具は、お部屋にちょこっと香りを楽しむアイテムにもなります。

見通しの良いダイニング

明るく開放感のあるリビングスペースです。効率的な家事動線も含めた回遊性のあるつくりとした本住宅。空間内であらゆる視線が交差しそうな本住宅のメインのような空間です。随所に散らばる木材が心地よく、家族のコミュニケーションが絶えない場所です。

渡り廊下から見下ろすダイニング

すのこ状の渡り廊下のある二階スペース吹き抜けはダイニングが容易に見渡せます。一階と二階を繋ぐ開放的な空間は家全体を緩やかに風が通り抜けるようです。

機能的な開口のある明るい洗面室

全ての開口部にヒバ材の高性能の国産木製サッシというこだわり。そして洗面室には手元を照らすかのような幅の広い開口が設けられています。また備え付けの棚は用途によって高さが変えられる仕組みは単純だけど使う人にとっては一番ありがたいこと。また洗面室にある勝手口は外の緑が覗いていたりと、住まう人の使い勝手や雰囲気を充分に考え計画された空間は日常のストレスを軽減してくれるものとなります。

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