洗練されたモダンさが魅力。スタイリッシュな二世帯住宅5選!

K.Matsunaga K.Matsunaga
SUNOMATA, 武藤圭太郎建築設計事務所 武藤圭太郎建築設計事務所 Будинки
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親子の家族がともに同じ屋根の下に暮らす二世帯住宅。核家族が増える中、世代の違う家族が触れ合える環境はすくすくと子どもが育つためにより良い体験をすることができます。とは言っても、世代も違えば育った時代も異なり、ライフスタイルも違う家族が一緒に暮らすには悩ましい点も多くあるかもしれません。二家族が暮らすために、限られた場所でボリュームも大きくなりがちです。今回ご紹介するのは、お互いの距離を心地よく保ちながら暮らすスタイリッシュな二世帯住宅5選です。プランニングが重視される二世帯住宅では、デザインは後回しになってしまいがちかもしれません。モダンな家でも快適に暮らす、二世帯住宅のアイデアを参考にしてみませんか?

1.細長い敷地に建つ、コンクリートの二世帯住宅

アトリエハコ建築設計事務所/ATELIER HAKO ARCHITECTSが手がけたこの家は、間口が6m、奥行きが22mという細長い敷地に建ちます。一見限られた間口に全ての条件を詰め込むのは難しそうに感じますが、周辺は緑道や空き地スペースが見込まれる恵まれた条件がありました。家の全体はコンクリート打ちっ放しのクールな佇まいで、室内においても同様の仕上げがなされています。コンクリートの頑丈な構造や、大空間の取りやすさにより、プライバシーを確保しながら採光や通風が取りやすくモダンで快適性の高い空間が生まれました。本住宅については「打ち放しのコンクリートによる根源的な空間 – 細長い敷地に建つ二世帯住宅」で詳細をご紹介しています。

2.田園風景の中に佇む丘の上の二世帯住宅

時空遊園 JIKOOYOOEN ARCHITCTSの手がけた二世帯住宅は、周囲に田園風景が広がる丘の上に建っています。一部が斜面のため、住まい手ははじめにこの敷地を選ぶか迷っていました。しかしこの敷地だからこそ臨める見晴らしは他の土地では叶いません。のびのびとした景色を生かすように、横に広くシャープでモダンな印象のボリュームの家は、玄関、キッチン、浴室がすべて独立した分離型を採用。中央の和室はお互いの世帯からアクセスができ、和室によって家族が繋がる程よい距離感が魅力です。本住宅については「伸びやかに暮らす丘の上の二世帯住宅」で詳細をご紹介しています。

3.凛とした佇まいが美しい白いファサードの二世帯住宅

住宅街の中の角地に建つ、KEITARO MUTO ARCHITECTSが手がけた二世帯住宅。周囲からプライバシーを確保するため、道路に面した北側には開口が設けられていないファサードが印象的です。真っ白で、まるでアートのオブジェのような佇まいは周囲の住宅とまるで違う凛とした佇まい。外観からは見えませんが、中は広い庭があり、お互いの世帯は庭を介して繋がるようにデザインされています。背の高い窓や大きな岩を配置するなど、ミニマルでギャラリーのような雰囲気が魅力的な家に仕上がりました。本住宅については「庭との関わりを大切にした二世帯住宅」で詳細をご紹介しています。

4.制震工法と高断熱で高性能な二世帯住宅

独特な形状のファサードがひときわ目をひくこの家は、充総合計画 一級建築士事務所が手がけました。耐震性能を重視する家は多くありますが、こちらの家では制震工法も採用され、地震への備えはばっちりです。住宅地のために周囲を建物に囲まれており、外部への開放よりも、内側に開口を確保するコートハウス形式が取られ採光や風の通り道を確保しています。外観からは二世帯住宅とわからないようなモダンな存在感ですが、回遊性のある動線や完全分離型のスタイルを取ることで暮らしやすいデザインの住宅に仕上がっています。本住宅については「コートハウス型二世帯住宅の家「FOLD」」で詳細をご紹介しています。

5.水墨画のギャラリーを持つ夫婦と母のための二世帯住宅

大小のスクエア型開口を持つ、コンクリートのモダンなファサード。エアスケープ建築設計事務所/AIRSCAPE ARCHITECTS STUDIOが手がけたこちらの家は、ご夫婦と母のための二世帯住宅です。当初は二世帯という計画ではなかったものの、水墨画を趣味としている母のためにギャラリーを設けたことからお互いの空間を持つようにこの計画が生まれました。家のシンボルともなるエントランスホールはギャラリーとして、展覧会後の絵やゲストを招いて交流ができる場になります。アトリエスペースや自然光を使って展示ができるような採光の工夫など、暮らしに趣味が溶け込むような二世帯住宅に仕上がりました。本住宅については「洗練された美術館のような二世帯住宅」で詳細をご紹介しています。

【二世帯住宅については、こちらの記事でも紹介しています】

二世帯住宅も住まいのかたちは様々。完全同居・部分共用・完全分離型のメリット・デメリットまとめ     

完全分離型の二世帯住宅を成功させるためのポイントまとめ      

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