生活感が出やすい洗面所はモダンな家具やデザインでホテルライクにしたい!と願う人も少なくないでしょう。しかし、見た目に囚われてすべてを選ぶと実用性の低い使いにくい洗面所となってしまいます。今回はやってはいけない5つの事例を紹介します。
見た目が美しくしかも実用的な洗面所&バスルームを作るには、専門家であるバスルームデザイナーに相談してみて下さい!
モダンでおしゃれな洗面ボウルを使用すればホテルライクな素敵な洗面所を作ることができます。しかし気を付けるべきは洗面ボウルの深さ。浅すぎる洗面ボウルは使う度に水はねが周囲に飛び散るため、カウンターや下手をすれば床までびしょびしょになってしまいます。洗面ボウルはある程度の深さがあるものが実用的です。
幅が狭い場所に洗面台を設置しなければならなくなった場合は、奥行きが浅いタイプが選ばれます。この洗面台を歯磨きや洗顔に使用するのなら当然歯ブラシや歯磨き粉、洗顔料などを置くスペースが必要です。しかし写真のような位置にシェルフを設置すると… 顔を洗うとき、口をすすぐとき、必ず頭をぶつけることになります。見た目はおしゃれでもこれはイライラしてしまいますね。洗面台の高さと同様にシェルフの位置も使う人の身長と動きに合わせることが大切です。
洗面所では歯を磨いたりスキンケアをしたり、髭を剃ったり、メイクをしたり… と清潔感や見た目に直結する作業を行う場所です。暗い洗面所では粗がはっきり見えずそれらの行動が疎かになりがち。明るいシーリングライトに加え、鏡の付近に補助照明を設置するとより良いでしょう。
洗面所の収納が常に足りない!という場合のほとんどが、物を持ち過ぎていることが原因です。洗濯洗剤や柔軟剤、シャンプー・ボディソープ類、入浴剤、スキンケア・ヘアケア用品… そしてそれらのストック。まず洗面所に置いてあるそれらをいったんすべて取り出して中身を確認してみましょう。空のものはもちろん、いつか使うかもしれないと何年も放置してあるもの、使いかけでやめたものは捨てます。ストックを持つのはそれぞれの製品で1〜2個までにします。この整理整頓を行うだけでかなり洗面所がすっきりするはずです!
洗面所のスペースにある程度余裕がある場合は観葉植物を飾り、ナチュラルな雰囲気を演出しているという方も多いかもしれません。しかし洗面所は一般的に陽当たりの少ない位置に配置されること、浴室と隣接しているので湿気が多いことなどから、適切な種類の植物を選ばなければすぐに枯らしてしまうことになります。また湿気により土にカビが生えることもあるので広がらないように気をつけましょう。