風景にフレッシュな色が失われる冬こそ、室内で楽しむ観葉植物で生活に潤いと生き生きとした新鮮さを与えましょう。基本の管理から部屋のスタイルに合う植物と鉢の組み合わせまで今すぐ実行できるシンプルなアイデアで、より快適で緑豊かな生活空間を作ってみましょう!
初心者の方は丈夫で環境の変化に強く手間のかからないものから挑戦しましょう。小型のものならつる性のアイビーやポトスがおすすめ。棚の上部に置いたり天井から吊るして、つるがどんどん伸びていく様を楽しみましょう。
中型のものならテーブルヤシやホンコンカポックがおすすめです。ヤシの木は南国の強い太陽を浴びて育つ植物であるイメージが強いですが、実は直射日光よりもレースのカーテン越しのような優しい日差しを好むので、室内の明るい場所でならきちんと育ちます。
見た目の良さと丈夫さだけでなく、マイナスイオンを発生させて部屋の空気を清浄してくれる効果があるのがサンスベリアやオリヅルランです。なんとNASAもその効果を認めているというお墨付き。うまく活用してよりリラックスできる部屋を作りましょう。
なぜか毎回植物をだめにしてしまう。毎日ちゃんと水をあげているのに… 。思い当たる方も多いのではないですか?実は観葉植物をだめにしてしまう原因の一つが水のやり過ぎです。特に葉がぽろりと落ちたり、茎や幹が萎れたり腐ったような状態になっている時は、水のやり過ぎにより根腐れが起きています!
水やりの基本は土が乾いてからです。前回水やりしてから数日経っていたとしても土がまだ湿っているなら水やりは必要ありません。特に気温の低い冬は葉からの蒸発量が減り、植物が土から水を吸い上げる力も落ちるので土中に水分が残ります。必ず土が乾いているのを確認してから、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりあげるのが正解です。
ただ、暖房のついた部屋に置いていると葉がカラカラに乾燥しハダニという害虫が付きやすいので、霧吹きで葉に水を吹きかけてあげると良いでしょう。
最も一般的な観葉植物が鉢植えのもの。植物の姿形と鉢にこだわれば、部屋のスタイルをさらにクラスアップしてくれます。例えばミニマルスタイルの部屋には直線的なラインを持つ植物で、鉢はキューブ型のシンプルな形状、色は白や中間色が良いでしょう。カントリースタイルの部屋には素焼きのぽってりしたフォルムの鉢や籐のカゴ、丸みのある葉を茂らせる植物が合います。ラスティックスタイルの部屋にはブリキの缶を鉢カバーにするなど、それぞれのスタイルの持つ特徴から抜き出した要素と組み合わせると、植物がしっくり部屋に馴染みます。
手軽で装飾性が高いのがガラスとエアプランツの組み合わせです。エアプランツは空気中の水分を吸収し育つので水やりも土も不要で、清潔感とエアリーな存在感が魅力です。天井から吊るしたり、お気に入りだけを飾っているギャラリースペースに加えたり、テーブルセンターに加えても、ユニークかつロマンチックな存在感を放ちます。植物を大きく育てることよりも装飾性を重視する方にぴったりです。
季節性の高い観葉植物をインテリアに使用すれば、季節を感じる素敵な装飾となります。今月はやっぱりクリスマスですよね。そしてクリスマスと言えば赤い葉のポインセチア。鮮やかな赤が部屋を華やかに彩り、パーティーシーズンのわくわくした気持ちもさらに盛り上がります!もちろんクリスマスが終わっても捨てずに育ててあげて下さい。日に当てて育てていると緑色の若葉がたくさん生い茂ってきますよ。翌年のクリスマスにもう一度赤い葉にしたいなら、秋口から段ボールを被せるなどで日の当たる長さを短くしていくと、また赤く色付きます。
種類によって様々な表情と成長を見せてくれる植物達。育てれば育てるほど愛着が湧きますよ!