新たな住まいの形。二世帯の丁度いい「距離」

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ミラボと実家 /a couples working studio & their parents home, 3--lab 3--lab Будинки
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「親子」とは近すぎると、嫌いになったり、遠過ぎると恋しくなったりするものではありませんか?生活を共にすると互いにけむたく感じたりするのに、遠くに身を置くと健康の事や、生活に関する心配をお互いにするものですよね。親子にとってお互いが優しく労わりあえるような距離とはどのくらいなんでしょう。そこで今回ご紹介したいのは、二世帯の為の建物ですが、用途は親世帯の「住まい」と子世帯の「仕事場」が一体となった建物です。3--LABが手掛けたこちらの建物、その見た目は魅せる空間が大きなインパクトとなった個性的な建物です。親世代の為の住空間をプライバシーを守りながら子世帯の仕事場を個性的で魅せる場とした、親と子が顔を見れる近さに生活範囲を置く、距離が丁度いい新しい二世帯の為の一体化した空間が生まれました。

魅せる空間のある個性的な外観

ミラボと実家 /a couples working studio & their parents home, 3--lab 3--lab Будинки

一階の駐車スペース上部を浮遊しているかのような、大きなインパクトを与える外観。その魅せる空間は子世帯の仕事場です。仕事上の来客にも、通りをゆく人にも、発見しやすく興味をそそる面白みのあるスタイル。前面道路に向かって子世帯の仕事場の範囲を置き、敷地に奥まった場所に親世帯の住空間があります。小さな子供が出来ても、仕事の合間だけ親世帯の場所で預かってもらう、なんてこともできるかもしれません。

空間を仕切る隙間

ミラボと実家 /a couples working studio & their parents home, 3--lab 3--lab Їдальня

階段下から見上げる吹き抜けは、入り組んだカタチ。住空間と仕事場を隔てる空間は緩やかに切り替わるような空間に。奥に見える親世帯のキッチン・ダイニングを横目に子世帯も使う階段を上がると複雑な形状の吹き抜けへ。ただ単純に開く吹き抜けではなくちょっとした機能を持った空間を活かした吹き抜けです。

入り組む隙間から下階を臨む

ミラボと実家 /a couples working studio & their parents home, 3--lab 3--lab Їдальня

カクカクと折れ曲がる吹き抜けが一風変わった空間を造ります。個々には壁一面の壁面収納と手に取ってすぐに腰が掛けられるようなスペースも。視線の先が見通せたり、遮られたり、ゆったりと感じる人の存在感は仕事場と住空間を共有するにはちょうどいい距離感が生まれます。

植栽のある風景

ミラボと実家 /a couples working studio & their parents home, 3--lab 3--lab Тераса

ウッドデッキに面した開口からゆったり眺める植栽。中庭の先に見えるのは子世帯の仕事場。庭で花いじりをしながら、仕事に励む子世帯を傍で感じるのも安心感があって居心地のいい場所かもしれません。床に収まるサッシによって、内部と外部が連続するように広がりのある空間が生まれます。

使いやすさを考えた仕事場

ミラボと実家 /a couples working studio & their parents home, 3--lab 3--lab Офіс

子世帯の為の仕事場空間。コンクリートの床に白い壁、明るい木目の棚がナチュラルな雰囲気を出すシンプルでスッキリとした空間です。大きな吊り戸棚のある空間ですが、丁度ワークデスクに腰を掛けて作業をしていても目線の高さに開く開口によって、ストレスなく作業を進めることができそうです。欲しいものはすぐ手の届く場所に。使い勝手も居心地も抜群のワークスペースです。

夕景の中の仕事場と住宅外観

ミラボと実家 /a couples working studio & their parents home, 3--lab 3--lab Офіс

庭から見る夕景の中の外観。ここから見えるのは丁度仕事場のミーティーングスペースの様子。建物の中に入るにはこの中庭の横を通ってはいる為、オープンでありながら、防犯性を高める効果も期待できます。常に誰かがいる様子が見えるアプローチは、プライバシーを守りながらしっかりとその来客の存在を確認することができます。親世帯と子世帯の新しい一体化は互いにちょうどいい距離をもたらしてくれたのでは無いでしょうか。

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